ダイヤモンドをはじめとする宝石類は、価値の変動こそありますが、高価なまま推移しており、新品・中古を問わず、買取店にて高値で買い取ってもらえます。
しかし、買取店によって評価は異なるため、買取価格に差が出てしまうことも考えられます。
よってこちらの記事では、宝石類を高く売るためのポイントと合わせて、おすすめの買取店を3店舗紹介していきますので、是非参考にいただければと思います。
買取店がチェックする宝石の重要ポイントとランク
宝石は品質と加工精度で価値が大きく変わる
宝石は、サイズや美しさといった品質はもちろん、職人による加工精度によっても大きく価値が変化するのが特徴です。
まずは、買取店で取り扱いの多い宝石の評価項目を見ていきましょう。
◆ダイヤモンド独自の基準「4C」
ダイヤモンドには、4Cと呼ばれる独自の評価基準があり、4Cは、Carat・Color・Clarity・Cutの頭文字にある「C」を取って呼ばれる総称です。
評価詳細については、鑑定書にも記載があります。
Carat(カラット) | 大きさ、重さ |
---|---|
Color(カラー) | 色 |
Clarity(クラリティ) | 透明度 |
Cut(カット) | 加工技術 |
カラット|重量を表す単位
ダイヤモンドのサイズを表すのがカラットであり、1カラット=0.2グラムと定められています。
大きいダイヤモンドは希少価値が高く、非常に高価とされています。
カラー|16段階の評価で細かくランク付けされている
多くのダイヤモンドは、若干黄色味が付いており、無色のものほど高価ですが、その判断はなかなか難しいものです。
そこで登場するのがカラーグレードです。
「D〜Z」の16段階にまで細かく判別されており、最高ランクである「D」はほぼ無色であることを示しますが、「I」くらいまでは肉眼では識別することができません。
クラリティ|キズや内包物の有無をチェック
クラリティは透明度を表すもので、「FL、IF、VVS1、VVS2、VS1、VS2、SI1、SI2、I1、I2、I3」の11段階で評価されています。
透明度とは、ダイヤモンドのキズや内包物の有無のことであり、濁りの無いダイヤモンドは人気ですが、クラリティ評価は、I1、I2、I3を除き10倍拡大鏡を使わなければランク付けができません。
ちなみ、VS1、VS2辺りが結婚指輪などで多く使われています。
カット|3つの項目と5段階評価でランク付けされる最重要項目
光をカット面で反射させることで輝くダイヤモンドの輝きは、職人の加工技術によって生まれます。
アクセサリーとして購入される方が最も重視するのがカットです。
カットの評価対象は、ポリッシュ(研磨)、シンメトリー(対称性)、プロポーション(総合評価)の3項目で、それぞれが「Excellent」「Very Good」「Good」「Fair」「Poor」の5段階でランク付けされます。
ハイブランドのブライダルジュエリーでは、3項目全てが「Excellent」評価の、通称”トリプルエクセレント”と呼ばれるダイヤモンドが使用されることが一般的です。
ルビーやサファイヤは買取店で評価が異なる
ダイヤモンド以外の宝石は、カラットという単位は同じですが、クラリティやカットといった評価基準はありません。
買取店における査定の重要項目は「発色の良さ」です。
評価は買取店によって異なるため、売却する際は、複数の買取店で査定するのがおすすめです。
一粒ダイヤとメレダイヤの違い
ダイヤモンドには、文字通り一粒で充分な大きさがある「一粒ダイヤ」と、主に装飾目的で使われる0.1カラット以下の小さいダイヤモンドである「メレダイヤ」があります。
宝石として価値が高いのは、一粒ダイヤです。
メレダイヤも価値はあるものの、一粒ダイヤの1.0カラットとメレダイヤ合計の1.0カラットでは、数倍以上の価格差が出るほど価値に開きがあります。
ダイヤモンド以外も同様で、一粒で大きいサイズのものの方が価値が高いことを頭に入れておきましょう。
買取店には鑑定書とセットで査定に出すのがおすすめ
ダイヤモンドには、「ダイヤモンド・グレーディング・レポート」と呼ばれる、GIAやCGLといった権威ある団体が発行した、宝石の価値を証明する鑑定書が付属します。
鑑定書には付属品としての役割があるほか、中古市場でも鑑定書の有無によって売れ行きに違いが出るため、高価な宝石になるほど、鑑定書の有無が買取金額に大きな差をつけることとなります。
また、宝石には、「鑑定書」と「鑑別書」があり、それぞれ違う役割を果たしています。
鑑定書と鑑別書の違い
- 鑑定書:宝石の評価をランク付けしたもの
- 鑑別書:宝石の素材や種類を判別したもの
鑑定書は、宝石の品質を証明するものでダイヤモンドにのみ発行されます。
一方、鑑別書はダイヤモンド以外の宝石にも付属することが特徴です。
宝石の素材や種類を示すもので、宝石が人口石なのか天然石なのか、また、色付けなどの人工的な処理の有無を裏付けるものとなっています。
どちらも買取査定で高値を付けてもらうために欠かせないためしっかり保管しておくようにしましょう。
宝石は買取店によって買取価格が異なる
天然の宝石は希少価値があるものの、買取店によって買取価格に大きな違いが生じる可能性が高いとされています。
買取価格に違いが出る理由は、主に2つあります。
- 宝石鑑定の専門性の高さ
- 買取店の販路
それぞれについて以降で解説していきます。
資格取得者でなければ宝石の正しい鑑定はできない
宝石の価値を正しく鑑定できる査定員は限られています。
一般の査定員では、主観による評価が付けられる可能性も否定できません。
例えば、ダイヤモンドはクラリティはランクが1つ変わるだけで数十万円単位で買取金額が異なるため、査定員の質は宝石買取査定において重要です。
査定員や買取店を選ぶ際の基準となるのが、ダイヤモンドの鑑定書を発行しているGIA(Gemological Institute of Americe:米国宝石学会)の資格取得者がいるかどうかが鍵となり、資格保有者であれば、鑑定書や鑑別書が無くても正しい評価が付けられます。
買取店の販路によっても買取金額が変わる
高価な宝石の販売のメインとなるのが、中国や香港といった海外市場です。
国内外に販路を築いている買取店は、査定で高値を付けてくれる可能性が高く、顧客の多さや需要、海外での相場など、宝石買取はさまざまな要素が絡んでいることを把握しておきましょう。
宝石を売るのにおすすめの買取店
宝石は、買取店によって買取金額が異なり、また、多額の現金が動くものです。
少しの手間を掛けられるのであれば、複数の買取店で査定に出すことで、宝石の大体の相場が掴めるほか、一番高い評価を付けた買取店での売却も可能であることからもおすすめです。
ここからは、宝石買取に長けた買取店を3店舗紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
リファスタ

宝石と貴金属の買取店として、最初におすすめしたいのが「リファスタ」です。
リファスタは池袋にある宅配買取専門店であり、キャンセルや送料を含め、手数料が一切掛からないので気軽に利用できます。
GIAの認定鑑定士の資格を持つ鑑定士が常駐しており、宝石に正しい評価を付けられるため、鑑定書無しでの査定も歓迎という点が嬉しいポイントの1つです。
LINEやメールを使って画像を送るだけの事前査定も好評であることから、必要に応じて査定に出してみることをおすすめします。
コメ兵

総合リサイクルショップとして知られる買取大手のコメ兵では、業界トップクラスの買取・販売実績があり、相場に合致した価格で買い取ってくれるとされていることから、複数店で見積を取る際には欠かせない買取店です。
社内でデータを共有しているとのことで、全国展開のリサイクルショップでよくある店舗によって買取価格に大きな違いがあるという心配はいりません。
また、全国に店舗があり、店頭買取・出張買取・宅配買取に対応していることも嬉しいポイントの1つです。
ブランディア

「ブランド売るならブランディア~」のキャッチコピーでお馴染みのブランディアは、宝石や貴金属、ファッションアイテムを扱う宅配買取専門店であり、宝石と合わせて、身に付けるものをまとめて売却したい方におすすめです。
頻繁に査定額アップキャンペーンも実施しているため、時間が掛かっても高値で売りたいという方は、キャンペーンを狙って査定に出すことをおすすめします。
まとめ
宝石を買取店で売却するときは、慎重に買取店を選んでください。
付属品を揃え、クチコミなどで買取店をリサーチしてから買取査定に出すことで、高値で買い取ってもらえる可能性が高まることでしょう。
是非あなたも利用を検討してみてください。